無理をしない
新しい関節を長持ちさせるために、無理をするのはやめましょう。
手術した方の腕で持てる重さは約2~3kgが目安ですが、なるべく荷物は反対側の手や両手で持つようにし、買い物の時はカートを利用するなど、肘にかかる負担を減らしましょう。
より安定した関節にするために
関節の周辺の筋肉がきちんとはたらくと、関節の安定性が高まります。入院中から、理学療法士や医師に相談し、自身にあった運動をみつけておくとよいでしょう。
定期的に受診をする
人工関節のゆるみや摩耗(すり減る)は、エックス線検査ではじめてわかる場合があります。退院後に生活を続けていく中で、痛みなどの問題がなくても、1年に1度は定期的に受診を続けましょう。
感染予防に努める
日常的に手洗いやうがいを習慣づけましょう。また、むし歯や水虫、風邪などにかかった場合は、早目に治療を受けてください。
また、歯科を含めて他の病院に受診する時は、必ず人工肘関節の手術を受けたことを伝えて下さい。
こんな時はすぐに受診しましょう
- 手術した関節の痛みが増してきた場合
- きずぐちが異常に赤くなったり、熱を持ったり、膿や血などが出ている場合
この情報サイトの内容は、整形外科専門医の監修を受けておりますが、患者さんの状態は個人により異なります。
詳しくは、医療機関で受診して、主治医にご相談下さい。