治療法は、病気の種類、関節のいたみ具合、左右両方の関節かそれとも片側だけなのか、
患者さんの年齢、筋力の程度、体重、日頃の運動量、職業、そして治療に費やせる時間などを考えて判断されます。
しかし、最終的に治療法を決めるのは患者さん自身です。積極的に治療に参加し、医師や家族とよく相談して決めましょう。
関節疾患の治療法には、保存療法と手術療法があります。
保存療法は、手術をせずに、薬や運動などによって関節の症状をやわらげる治療法で、主に薬物療法、運動療法、装具療法があります。この他に、自宅でできる治療法として、関節を温めたり冷やしたりする方法があります。
手術療法には、人工関節置換術や骨切り術(こつきりじゅつ)、内視鏡手術などがあります。