パートナーにご自身の状態を理解してもらい、お互いに協力することが大切です。具体的には、騎乗位など膝を内側に捻ったり股関節が深く曲がるような姿勢は避けましょう。股関節を伸ばしていても曲げていても、足を広げてておくとよいでしょう。なかなか相談しにくいことですが、とても大切な生活動作であることは医療者も自覚していますので、直接担当医に相談してみるのもよいと思います。
また、妊娠出産に関しては、両側手術をされていても、股関節の開きは出産の障害になることはほんとんどありませんし、脱臼の心配も少ないです。それよりも、妊娠による体重の増加や、育児による活動量の増加、赤ちゃんのだっこなどにより、股関節への負担が掛からないように注意が必要です。